香港留学中に感じた、対中国経済に対する日本、香港、台湾の共通思考

日本、香港、台湾に共通する対中感情

香港に留学してからすでに3ヶ月、香港大学では香港人の友達だけではなく中国人の友達、台湾人の友達もたくさんできました。言わずもがな日本にはたくさんの日本人の友人がいます。さて、日本と香港と台湾、中国に対する態度に共通点を見つけたように思えます。それについて今日は記していきたい。3地域の共通点は、未だに「自分たち>中国」という不等式を捨てられていないというところにあるのではないでしょうか。

日本、香港、台湾、中国の1970~1990sの振り返り

日本を皮切りに、台湾、香港は1970~1990sにかけて急成長していきました。中国が1970年代の大躍進政策、1980年代の天安門事件などで国内をボロボロにしている間、日本は固定通貨制度で輸出しまくって外貨を稼ぎまくり、台湾は日本企業を筆頭に海外資本を導入しまくり、香港はイギリス支配下の中、アジアの金融の中心地として経済をどんどん発展させていきました。一方その頃ご近所中国は餓死者が相次いだり、革命が起きて警察が大弾圧したり、自分たちが発展した分、中国のヤバさが際立っていたのではないでしょうか。特に台湾であれば、「共産党の中国より国民党の台湾の方が経済も教育もいいじゃん」という状態だったでしょうし、香港であれば「中国のような遅れた国ではなく私たちはイギリス様の支配下に置かれて教育も経済も凄まじく進歩している」という状態だったのだと思います。日本はアメリカを脅かす経済大国になったので当時は中国が眼中になかったはずです。

特に2010年代以降の中国

しかし、時は21世紀。特に2010年代からの中国の成長は凄まじいですよね。インターネットが発展していき、消費者行動データを保持できている企業とそうでない企業で大きな差が生まれてきました。具体名を出すとgoogle, amazon, facebook, alibaba, tencentなど情報産業が発達してきました。この5つをみて気づいた方が大半だと思いますが、情報産業が産業の中心に据えられて以降、イノベーションを起こせているのはアメリカ(google, amazon, facebook)と中国(alibaba, tencent)だけなのです。仮にアメリカや中国でビジネスをしたかったらこれらの企業とうまく共同する必要が出てきます。それだけ中国の企業、中国の強さは際立ってきている。さらに別記事でも触れているalipay, wechatpayを用いたモバイルペイの仕組みなどは中国政府の強さがビジネスのスケールに一役買った好例でしょう。情報産業においては日本も香港も台湾も中国に遠く及んでいません。

「中国人のマナーの悪さ」しか引き合いに出せない日本、香港、台湾

日本人の友人と話すと、「中国人はマナー悪いからなー。」とマナーの悪さを引き合いに途上国扱い。香港人に聞けば「中国人はカス。政府もカス。香港の方が洗練されている」と話します。台湾の友人に聞いてみると「台湾人は日本と似ていて周囲への気遣いもできる。発展度合いが中国とは違う」と答えます。でもそろそろ気づかなければいけない。もう「マナーの良し悪し」ぐらいでしか中国に対抗できないっていうことを。おそらくこれから中国人がどんどん世界に出ていき、各国において守るべきマナーがあることを学んで行った時、「マナーの良し悪し」ですら勝つことはできないでしょう。台湾旅行中にマナーの悪い日本人観光客はいくらでもいました。いつまでも過去の栄光にすがるのではなく、尊敬すべきところは尊敬し、学ぶべきところは学び、協業するべきところは協業する。一部の企業ではもうできているのかもしれないですが、国民の思考レベルから改革していく必要があるんじゃないのかなーと思い始めた香港留学3ヶ月目です。

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