香港留学考察録、香港と台湾の大きな違いは自治政府の強さ

池上彰の中国。香港、台湾本と実際の感覚値

香港留学から早くも3ヶ月、セミスターが終わったので台湾に旅行に来ています。以前に池上彰氏の本でも読んでいた内容なのですが、今日台湾に留学中の中国人の友人と議論した内容がまさにその内容と被っていたので紹介したいなと思います。以下池上彰氏の本です。非常に興味深かった。

香港と台湾って似てる?雨傘とひまわりの違いは?

香港と台湾って割と似た地域として日本では認識されがちな感じがしてます。中にはシンガポールと香港と台湾と上海の区別がうまくついていない人も多く、香港に留学している以上、特に似ていると言われがちな香港と台湾について紹介したいなと思っています。経済や文化、政治、ありとあらゆる部分で違いはあるのですが、まず今回は政治について。みなさん、雨傘革命とひまわり革命を覚えているでしょうか?雨傘革命は香港で起きた学生運動、ひまわり革命は台湾で起きた学生運動です。つい2−3年前に起きたので知っている人も多いでしょう。ざっくりいうとどちらも中国からの政治干渉をなんとかしろ!!と政府に対して怒りの声を学生からあげた、という運動です。ひまわり(台湾)は成功したのに、雨傘(香港)は失敗に終わりました。なぜなのでしょうか。

香港と台湾では自治度の大きさが違う

最も大きな理由は自治度の大きさです。台湾は中国が歴史的観点から領土だと主張しているものの、政治に関しては完全に台湾政府が独自に行なっているため、中国が介入できる部分は非常に少ない。一方香港は1997年に中国に正式に変換されてから徐々にその影響を強めてきています。ここに成功と失敗の要因があったのです。台湾は台湾政府のものなので、学生が声をあげたらその声を汲んで政策に反映させることができます。当時の総統も学生の声のあまりの大きさを受けて政策を変える意思決定をしました。一方香港ではいくら学生が声をあげても香港政府は何をすることもできないのです。結局政治の大きな部分の意思決定は中国が握っているので、香港政府にできることはほとんどなく、中国政府がいうままに学生運動の鎮圧に動くしかなかった。自治度の強さが香港と台湾の政治上の大きな違いだという例が数年前に現れたわけです。

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