ICUが大好きです。香港留学行ってきます

明日が留学前最後の登校日になるにあたり、入学前~現在までを振り返ることにしました

目次

  1. 第一章:ICUのみなさんへ
  2. 第二章:仮面浪人~入学
  3. 第三章:ICUで得たこと
  4. 第四章:結びに


ICUが大好きです。第一章

はじめに

ICUで出会った皆さん、僕と出会って、話してくれて本当にありがとうございました。無理にでも機会を作らなければもう二度と会わない人もいれば、これからもきっと何度も会うであろう人、その差なく出会ったすべての人に感謝したいです。

なぜ感謝するのか

後で少し書きますが、僕がICUに来た目的、それは学問領域への興味を満たすことと勉強に対して志同じく頑張る仲間を欲してのことでした。この大学にいると当たり前のように感じる「学問へのコミットメント」。これはこと日本においては全く当たり前ではありません。ICUという大学だから、授業で、ランチで、飲み会で、他の大学ならもしかしたらドン引かれるくらい学問への熱意、教育に対する問題意識、経済的・社会的視座に立った議論をしても受け入れてもらえたのだと思います。僕はこれを求めてこの大学に来ました。本当に仮面浪人をしてよかった。あのとき苦しみながら再受験の道を選んだ自分は間違っていなかったと今なら自信をもって言えます。それは皆さんに受け入れられ、たくさんのディスカッション仲間、親友にめぐり合えたからこその自信です。本当にありがとうございました。


ICUが大好きです。第二章

なぜ仮面浪人を決めたか

仮面浪人のスタートは振り返ると4月8日には始まっていました。学部オリエンテーションで卒業までの履修について書かれた冊子を渡され、教授から説明を受けていきます。今でも鮮明に覚えている感情です。「つまらない」。ここで4年間過ごすのか?本当に過ごすのか?と最初に考えたのが4月8日でした。ただ、3月から始めていた集団塾の指導をするアルバイトがあまりにも忙しく(当時在籍していた大学の友人からはいまだに「ブラック企業の社員」と呼ばれています)、必修も多かったため4時間ほどしか睡眠時間が確保できず、それ故に徐々に「4年間過ごすのか?」という疑念は薄れていきました。しかし、5月下旬、ある授業をきっかけに受験への思いが呼び覚まされました。「教育学概論」という授業をジェンダー学の教授が担当していて、そこで毎授業のように、「この男性中心社会はおかしい。ほら、この新聞記事を見てごらん?女性蔑視じゃないですか!!みなさんも暗黙的に使われている女性蔑視の表現に注意を日々傾けましょう」と言われました。このときの違和感は忘れません。そもそも男性中心社会の定義とは何だろうか、女性蔑視とはどの切り口から考えてのことだろうか、そもそもこの教室にいる少数の男性がこんなに身を縮こまらせてこの授業を聞かなければいけない時点で男性蔑視じゃないか、これでこんなレポート書いたら明らかに単位落とされる、というものでした。更に仮面浪人への想いを強固にする課題も出ました。「財務省が86億円を削減するために小学一年生の学級人数を35人から40人に戻そうとしています。35人の方がいいに決まってますよね!皆さん、財務省に反対するプレゼンを作りましょう!」は?根拠は?35人から40人に変化することによる定量的なデメリットはどこにあるの?どの程度いいの?なんで最初から反対前提のプレゼンなの?40人にしたほうがいいパターンって考慮しないの?。こんな風にして数々の疑問を抱いた僕は教育であれ何であれ政策を論じるならば客観的根拠が必要不可欠であり、それを欠いた議論はクソ同然である、という思いの下、この大学に自分の居場所はないと判断し、仮面浪人を決めました。志望校は調べに調べた結果、教育を全アプローチから模索できそうなICU。ただ、親を説得するだけの自信が持てなったので、こそこそとバイトをしまくりお金を貯め、単位はがっちり取り、徐々に受験勉強の時間も増やしていきました。

仮面浪人の過ごし方

仮面浪人をするにあたってやらなければいけないことは以下のことでした

  • 炊事、洗濯など…一人暮らしだったので
  • アルバイト(平均週3.5回)…1人暮らしの生計を立てる、受験料を稼ぐ、参考書代を稼ぐ
  • 大学の勉強(前期・後期合計50単位)…2限から6限まで埋まっていることがほとんど
  • 大学の課題…教員養成課程だったので多かったです。一授業平均3本のレポートと期末、というような感じ
  • 受験勉強…TOEICの対策と読書+ICU,SFC,上智の過去問

何が大変だったかといえば「時間の捻出」です。一つ一つは大したことがなくても積み重なると大きな負担になります。1人暮らしもなれるまでは時間を食いますし、バイトもなれるまでには時間がかかります。大学の課題も全力でやればいくらでもやりようがあるのでどこかを妥協しつつやるという感覚でした。

受験本番

受験本番、出願したのは上智大学総合グローバル学部、ICU、SFCの4つでした。結果、上智とICUに受かり満足し、SFCは受験せず、納得いく形で受験を終えました。

受験前の三つの言葉

この期間に三人から大切な言葉をいただき、今の自分に残る行動指針になっています。

  • 祖父と最後に会話をした際に言われた「目先の大切そうなことではなく5年、10年先を常に見据えて行動しなさい。もう二十歳になるんだから」
  • いつもは寡黙な父から言われた「環境が変わってもいくらでも嫌なことはあるよ。大学を変えたってまた嫌なこと、納得いかないことはあるかもしれない。それでも本当に受験したいの?」
  • 中学時代の親友から言われた「選択の善し悪しは選択後の努力によって決定する。おれはしゅんだいの選択が正しかったと思えるように頑張ってほしいと思うよ、応援してる」

大学入学前のこの三つの言葉のおかげで二回目の大学一年生初日から今日に至るまでノンストップで頑張り続けられました。僕の原点です。ありがとう。


ICUが大好きです。第三章

ICUで得たこと①英語

受験界のラストサムライとは我々1995年世代、最後の全ゆとり世代。ゆとりにゆとって21歳。それが私たち95年世代。ゆとり代表。そんなこんなで神奈川県の割と普通のスポーツ頑張る学力中堅上位レベルの僕の高校で英語のスピーキングなんてものが行われることは一度たりともありませんでした。ICUの友人は「私海外経験そんなないから・・・」なんて言いますが当時の僕からすれば、海外旅行に行ったことある=外国人、レベルで考えていました。ELA初日からみんな喋れるやん!!!僕自己紹介すら英語で人前でしたことないのに。。。なんだこのネオ日本人はと思っていました。今でこそそういった劣等感は全くなくなりましたが当時のド純じゃぱの劣等感は圧倒的なもんです。だって海外いったことないし、初めて話す外国人ELAの先生なんだもん(笑)ですが、こんな英語力うんこの僕でも春が終われば少し自信がつき、夏に語学留学をしたらもう気分は帰国子女。サービスラーニングでインドネシアに行けばもう外国人。これから留学するんで次は何になれるんでしょうな(気分の話です)。人間は10000時間何かに注力するとその技能をある程度身に付けることができるらしいです。その点でいえば、大学受験・二度目の大学受験・ICUでの勉強・ちょっとした留学で10000時間を越えたのかもしれません。何はともあれ留学先で英語開講の授業を受け、ディスカッションをできるレベルにはなっているということはICUで得た大きな大きな財産でしょう。

ICUで得たこと②経済

昨年一年間、気分は経済学部でした。それもそのはず、去年一年間で取った経済学開講の授業はのべ33単位。あとは卒論を書けば終わりなのです。経済にはまり始めたのは一年生冬学期O教授のミクロ原論をとってからでした。あまりの面白さに感動し、O教授のオフィスに通いつめ、気づけば周りの友人から「君たち同じ苗字で愛人だね」といわれるほどに。O教授からはたくさんの本を教えていただき、論文を教えていただき、何といってものべ35回に及ぶ課題を出すうちに経済学の真髄が少しはわかるようになりました。H教授との出会いも大きかった。統計、計量経済の授業で彼から教わったのだが、彼は本当に本当に人格者で優しい教授でした。しかし、絶望的にわかりにくい。そのおかげで独学魂に火が付き、わざわざSFCのゼミにまで行って計量の勉強方法を聞いたり、検索しまくり良い本を探し、見つけたら何周も読み、今ではその定義をよどみなく言えるレベルにまでなりました。今思えばわざとわかりにくく教えて僕に独学をさせようとしていたのかもしれません。結局O教授ともH教授とも半ば喧嘩別れの形になり、申し訳ない気もしますが、お世話にはなったので感謝しています。

ICUで得たこと③自信と将来観

ICUで得た、というよりこの2年間で得たのは人生を線で結んでいく方法です。ジョブズのコネクティングドッツの話にもあるように、人生は点の集合で、振り返ったときにその点を後ろから結んでみるといろいろなものが生きてきている。小学生の頃の自分が思っていたこと、中学生の自分が思っていたこと、高校生の自分が思っていたこと、そして埼玉大学の自分が思っていたこと、ICUの自分が思っていること。全てを紡いでいくと今の自分が出来上がります。この自分を基にすれば今何がしたいのか、究極的に人生をかけて何を成し遂げるのか、そのために今自分が優先的にやるべきことは何か。が見えてきます。全ての経験をつなげ、今自信をもって行動できているのは、大学生活を一年伸ばし、考える時間をたっぷりとれたからだと思っています。


ICUが大好きです。第四章

僕はこの9月から来年5月まで香港大學で教育社会学、心理学、統計学を勉強してきます。卒論のテーマがある程度定まったのであとはそれを突き詰めていく感じです。また、今も継続中ですがプログラミングの勉強を一日最低3時間、できれば5時間一年間取り続けることを目標にしています。先ほど述べたような人生を線にしたとき、どうしてもその力が必要だと感じているからです。どの程度習得できるかは未知数ですが頑張ろうと思います。ちなみに今回のこのブログもHTMLを使って少し見やすくなるように配置してみました。お気づきでしょうか(笑)とはいえ向こうで何ができるかはまだわからないし、あまりにもやろうとしている計画に固執せずいい意味で柔軟に、だけど軸はブラさず、向こうでも留学という選択が最善のものだったと思えるような努力をしてきたいなと思います。これから一年間みなさんに会えないのは悲しいですが、また来年お互い成長した姿で会えたらと思っています。また、会いましょう。ばいばい皆さん、さよなら私の愛するICU。(完)

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