目標達成のヒント

目標達成のためには適切な目標設定

でも案外、適切な目標設定ってわかりにくい。手が届かなそうな高い高い目標がいいのか、あと少しで届きそうな目標がいいのか、そもそも目標を設定せずにがむしゃらにやるのが美しいのか…。正解は・・・

あと少しで届きそうな目標

です。社会心理学者のBanduraの論文、Cultivating Competence, Self-Efficacy, and Intrinsic Interest Through Proximal Self-Motivationでは7歳から10歳までの子供のうち学校の先生から「こいつはまじで算数が苦手」という子供だけを抽出し、手の届きそうな目標設定、高い目標設定、目標なしの3グループに分けて、一週間の学習後、算数の能力・算数に対する自己肯定感・算数への自発的な関心がどのように変化するかを分析しました。ここで、手の届きそうな目標とは「教科書1日6ページね」という指示、届かなそうな目標とは「教科書42ページ読みなさい」、目標なしは特に指示だしせず、というような状態でした。

一週間後、一日6ページグループは算数の得点を大幅に伸ばすとともに、自己肯定感を高め、やりなさいともいわれていないのに算数の問題に取り組みました。一方で、高い目標グループは目標なしグループよりも得点が伸びず、自己肯定感も上がらず、自発的に問題を解こうとはしませんでした。

私はアルバイトで小学生が使っている算数のタブレット端末を画面共有して遠隔で家庭教師を行っているのですが、この際の感覚とこの論文の結論は非常によく似ている気がします。一日の授業の中でも目標設定をせずに進めるより、「まずはここまで」「そこができたら次はここまで」というように目標を設定してあげることで子供のモチベーションが下がることなく問題に取り組み続けられているような印象を持つのです。

自分に置き換えても同じことが言えます。今Udemyで「Pythonデータサイエンス」というものを受講しているのですが、pythonコースの流れとしては「python入門→pythonデータサイエンスor pythonウェブコース→pythonで機械学習&深層学習」のようなものがあります。仮に数学弱者の私が一発目に「pythonで機械学習をやってみてください」という指示だしをされて勉強を開始していたら、序盤で力尽きていたことでしょう。

また別の本(GRIT(やり抜く力))でも似たようなことが書いてありました。大目標の設定ののち、それを中期的目標に分解し、さらに目の前の目標まで落としていきましょうと。目標のコンパスのような形で大目標を持ちつつ、目の前のことに関しては常に半歩上の目標設定をしていくことが何事をも継続して努力し続けられるヒントになるのかもしれません。

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